許してください。

現実の人をモデルとした小説（妄想のなれの果て）を書きます。

現実のその方とは何の関係も在りません。
私のただの憧れです。
ちなみに全然芸能人・有名人・俳優さんの類の方ではないです。
もちろん「私」＝現実ヒナギマキではないし、
現実に私がその方に対して抱いている感情でもないので、
誰をモデルにしてしまったか、気付いてしまったリアルの知人、
記憶を消すなりなんなりしてください☆
このことで、私を軽蔑するおそれのある人は見ないほうがよいです。

と、ぐだぐだと注意書きだけして
特にパス制ではないところに
私のずるさがあると思う　　　　ヒナギマキ　

どうしたって、私が夢見る―ある人の言葉によると、妄想する―関係を

あの人と作ることなんて出来ないのだ。

あの人は

私より二つ年上で

長い黒い髪をいつも一つに結っていて

色が白くて、肌が綺麗

自分を厳しく律しているから

必然的に他人にも厳しい

時折きつい言葉を吐くこともあるけど

それはただ単に少しの不器用からくるもの

本当はちょっと寂しがり屋で恥ずかしがり

とても努力家で謙虚

腰が低くて礼儀を忘れない

そんな人。

そんな人。

私が好きになった彼女はそんな人。

ついつい目で追ってしまうし

褒められたら嬉しい

言葉で言えないけどなんとなくひっつきたい時

ほかの子にひっついてる先輩を見ると

なんか寂しい。

ねぇ、これって「好き」ってことでしょう？

怒られると悲しいし

みてるだけで幸せだし

こっち向いてくれるだけですごく嬉しくなる。

ねぇ、これは「好き」って感情でしょう？

向けられる笑顔

かけられる言葉

スキンシップだって

私だけではないけれど。

ねぇ、私は先輩のことが「好き」なんだと思うの。

自意識過剰って分かってる。

当然ただの後輩としか思ってない。

きっと、絶対。

分かりきってる。

私が先輩の事を好きだなんて思ってもいないだろう。

だって。

たとえ

海と空がひっくり返って―つまりありえないということだけど―

私が先輩に告白したとしても

絶対、絶対に世間一般で言う「恋人同士」にはなりえない。

先輩と私ではつりあわないから

なんて主観的および客観的評価が理由じゃなくて。

私と先輩が女同士だから

なんて生物的もしくは世間体的な理由じゃなくて。

先輩は綺麗で、私は汚い

なんて精神的で抽象的な理由じゃなくて。

もっと、現実的で絶対的。

だって。

幸せそうに留学中の思い出を話してる。

だって。

先輩の将来の夢は　国際結婚。

この国に生まれた私に絶望。

先輩の理想の結婚相手は　青か緑の目の人。

黒い目の私じゃだめだ。

日本人の私じゃだめだ。

現実的で絶対的。

正に空と海がひっくり返ったって

私の目は　青くなったりはしないから。

今日も　向けられる笑顔

かけられる言葉に過剰に反応しながらも

おとなしく「後輩」の地位に甘んじているのでした。







そんな感じで後輩先輩。
もうちょっと後輩が息苦しくなる文を書きたい。
続編、とまではいかないけど。
多分リアルの知人が分かるとしたら「国際結婚」
もしくは冒頭の特徴・・・
でも、本当に（言い方が適切ではないけれど）もてると思うんだ。
なんだろう、好かれる？うーん。日本語難しいよ。