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ナルシッサと「破れない誓い」をしてみたりするとこ。
一応、ノーマルに。

ナルシッサの手を取る。

白く、滑らかな手。
よく手入れされた、手。
貴族然としたところは、手にさえでるのか、と場違いな事を考えた。

「ドラコの手助けをすると誓うか」

ベラトリックスの声が粘ついて

「ドラコを裏切らないと誓うか」

窓の外の雨の音が消えるようだ。
ナルシッサの手と自分の手を光の紐が取り巻いている。
”破れない誓い”の光。

「I will」

答える自分の声が酷く遠い。
ナルシッサの手の力が一段と強くなる。
これでいいのだ、と自分に言い聞かせる。
ナルシッサ、闇に生きる彼女でさえ、自分の子供のことが心配なのだ。
愛情、信頼。
リリーが与え、リリーのために失い、
ダンブルドアによって再び手にしたもの。
これで、いいのだ。
ゆっくりと眼を閉じる。
自分が、どこまでも堕ちてゆく妄想。
裏切っているのか、信じているのか。
目の前にいる「母」は、疑いながらも自分を頼っている。
子供を守るために。

「もし、」

堕ちてゆこう。

「ドラコが失敗した時は」

ダンブルドアは私を信頼してくれている。
だから、こそ。

「お前があの方の使命を遂行すると」

ベラトリックスの声が粘ついて
私を、闇へと引きずり落す幻想。
―――いいだろう。

「誓うか?」

堕ちてゆこう。
大切なものを守るために。
次こそはきちんと守れるように。
そのためならすすんで堕ちよう。

「I will...」



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活字中毒で文字書き。
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カメコでレイヤー。
な要素たっぷり支離滅裂人。
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